内分泌・血液科

糖尿病

糖尿病とは、血糖位置を下げるホルモンであるインスリンが不足・あるいは効きにくくなって血糖値が高くなる病気です。

血糖値が高くなると尿中にブドウ糖が漏れ尿量が増します。尿量が増えた分、飲水量も増えます。

多飲多尿・食べているのに体重が落ちてしまう場合は糖尿病を疑います。

遺伝・肥満・ホルモンバランスなどの要因があります。

インスリンという血糖値を下げるお薬を注射します。生涯に渡っての治療が必要な場合がありますので自宅での注射が必要です。

注射を自身で打つことに抵抗がある方がいますが、きちんと注射の方法は指導しますのでご安心ください。



インスリノーマ

インスリンを分泌する膵臓の腫瘍です

インスリンの過剰分泌が起こり、低血糖発作を引き起こします。インスリノーマは非常に悪性度が強く転移をし易いので発見されたときには外科手術が難しい場合があります。

内科療法としては高繊維の食事を頻繁に与える、ステロイド等の投薬治療になります。



クッシング症候群

副腎と呼ばれる臓器から分泌されるステロイドホルモンが過剰に分泌されてしまう病気です。

その影響により皮膚が薄くなる、膿皮症などの感染症に罹患しやすくなる、皮膚のハリがなくなる、左右対称性の脱毛が認められるなどの

皮膚症状が引き起こされます。

この病気は特に多飲多尿(1日に体重1kgあたり100ml以上の飲水)の症状がよく認められます。

気になる方は数日飲水量を測定し1日の平均飲水量を測定してみてください。

ACTH刺激試験と呼ばれるホルモン検査を含めた血液検査や超音波検査を実施することにより診断が可能です。


アジソン病

副腎からのホルモンが出なくなる病気です。

副腎からのホルモンは生命維持に重要な役割を持っており、アジソン病は放置しておくと危険な状態になる事が多いです。

多飲多尿・元気消失・ショック状態・急性腎不全・長期の下痢はアジソンの症状です。

院内でのホルモン測定によって診断が可能です。

定型アジソンと、非定型アジソンに区別され、ホルモン製剤の投与が必要になります。


甲状腺機能低下症

高齢の犬によく認められる甲状腺ホルモンの低下が認められる内分泌疾患の一つです。

甲状腺ホルモンは体の代謝を調節するホルモンであり、様々な要因で機能が低下してしまうことにより下記のような皮膚症状を引き起こします

・左右対称の痒みのない脱毛

・フケが多くなる(角化異常)

・外耳炎や細菌感染症(膿皮症)を繰り返す

・皮膚がべたつく(脂漏症)

・しっぽの脱毛症(ラットテイル)

・その他(活力の低下、体重の増加、徐脈など) 

甲状腺機能低下症が認められる場合、ホルモン製剤の投薬治療を実施することで皮膚の状態の改善などが期待できます。


甲状腺機能亢進症

甲状腺と言われるホルモンを分泌する組織からのホルモンが過剰に出すぎる病気です。

高齢の猫によく見られます。甲状腺ホルモンは組織の代謝に関与しており、甲状腺機能亢進症になると代謝が良くなりすぎます。

多飲多尿、食べている割には痩せてきた、気性が荒くなった場合は本疾患を疑います。一見するとよく食べ、良く水を飲み、活発なので病気を見落としがちです。


尿崩症

正常な腎臓はいったんろ過した水分を再吸収して尿を濃縮する機能を持っています。尿崩症はこの再吸収機能が働かなくなり、大量の薄いおしっこをするようになります。下垂体性と腎性尿崩症があります。

バゾプレッシンというお薬を生涯に渡って投与します。



免疫介在性溶血性貧血

血液の中の酸素を運ぶ赤血球に対する自己抗体が出来、赤血球が壊れてしまう病気です。

壊れた赤血球から漏れた色素が尿中に出、血色素尿(コーヒー色)という症状として現れます。重度の貧血に陥り、治療をしないと数日で死に至ります。

免疫抑制剤(ステロイド・アトピカ・ミコフェノール等)の治療をしますが、緊急性がある場合には輸血が必要です。

当院では免疫グロブリン製剤(ガンマガード)を常備しています。


免疫介在性血小板減少症

血液の中の出血を止める働きをする血小板に対する自己抗体が出来、血小板が壊れてしまう病気です。

出血をコントロールできなくなるので、内出血、下血、持続的な出血を起こし、治療をしないと数日で死に至ります。

免疫抑制剤(ステロイド・アトピカ・ミコフェノール等)の治療をしますが、緊急性がある場合には輸血が必要です。

当院では免疫グロブリン製剤(ガンマガード)を常備しています。

高カルシウム血症

リンパ球性・骨髄性白血病

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